
かのゑの現在の商売は
「水商売」でございます。
しかし、ホストやボーイでわございません。
カヌーやラフティングで何とか喰ってます。
まぁ一人身であるからゆえ、成り立つといっても過言でわございませんが・・・
雨が降り、川の水が増えればキャンセル(無収入)
日が照り、川に水が無くなればキャンセル(無収入)
などと、本場の「水商売」よりもリスクのある商売をしております。
今年はGWの前の低温でGWの予約が入らず(GW中は30度を越え晴天の毎日・・・)
7月の連休は大雨でキャンセル(川がロイヤルミルクティのような濁流・・・)
8月は猛暑のため客足が遠のき
なんだか自然に振り回されたまさに水商売の恐ろしさ
日頃の行いの悪さが際立ったシーズンでした(ってまだシーズン続いてます♪)
さていつもの長い前置きは置いといて、(相変わらず前置きなげーなぁ・・・)
かのゑは今、いや!これから何を考え、何をやっていくべきか!?
ここ地元飯山でどうやって飯を喰っていくか!?が大きなテーマです。
その前におさらい
飯山って地域は「豪雪地帯」の中心地!
昭和初期までは閉ざされた冬は蚕(かいこ)やったり、わら細工作ったりで生活していたそうです。
それは恐らく歴史の教科書にでてくる江戸時代とかもっと前から何百年も変わらぬ生活だったのでしょう・・・
しかし急激に経済が発達するにつけてそれでは喰っていけなくなりました。
といってもコチラには産業もなく、一家の大黒柱は出稼ぎで家族を喰わせました。
高度経済成長も手伝い、新幹線・高速道路等仕事があり、冬中遠方で稼いで外貨で生活していたのでしょう。
そしてこのあたりでこの雪国にも時代が味方してくれました。
それは「スキー産業」です。
いままで邪魔でしょうがなかった、白い悪魔と言われてきた「雪」が、飯の種に変わるのです。
あちらこちらで山を切り開き、リフトを架け、農家は客間をリフォームして「民宿」を始めました。
スキー場をはじめればゲレンデスタッフ・食堂スタッフ・スキースクール・民宿と
地元に雇用も生まれ、民宿で稼ぐ事が出来て、もう出稼ぎに行かなくても良くなったのです。

というか、地元に金を産む産業が出来たのです!(みんなが協力して作ったんです)
その開拓と共に日本経済はドンドン大きくなり世の中ではスキーブームのあおりも受けて
ビックリするぐらいの巨大産業になってしまいました。
民宿はホテルとなりゲレンデはドンドン多きくなりお金がドンドン入ってくる。
交通機関の発達や、情報発進の進化で首都圏と飯山の距離も近くなり
バブルとスキーブームがドッキングして爆発!ウハウハ♪もうとんでもないことになったのです!!!
千葉湾岸にスキー場まで出来ちゃう始末!!!

人生ばら色!僕にじ色!!金は天下の回り物!!!
ですがブームは続かないもの・・・
それ以降は皆さんも良くご存知のように衰退の一途をたどります・・・
昭和30年代まで江戸時代とあまり変わらないような生活をしていた地域が
30年後の昭和60年代はベンツが村を走り、繁忙期が終わればハワイだ!グアムだ!旅行三昧♪贅沢三昧♪
農業やってるのなんかバカ臭くてやめて、より多く稼ぐために投資して!ってやってきたんだけど・・・
冬の4ヶ月で1年喰っていけた「スキー産業」は終焉を迎えました。
さて、ここからが本題です(まだ本題じゃねーのかよ!?)
これから僕の地元飯山はどう生き残っていけばいいのか!?
工場誘致!? こんな雪のいっぱい降る地域に工場来ると思います!?
新幹線!? 来たって「降りる価値」を作れなかったら全く来てもメリットなし!逆に流出のデメリットの方が多い(現状の話ね♪)
一時のスキー産業まで行かなくてもいいけどなんとかお客さんが来てお金を落とす産業を作らなければならない。
現に、地元は破綻寸前です!
この地域は農業も大事ですが「外貨」(よそから来てくれるお客さんがお金を落としていく)を獲得しなければ生きていけない地域なんです!
そこで僕が考えたのは「川」の利用なんです。
今までの歴史をさかのぼると、
先人達は元々地元にある「雪」と「山」を利用して一大産業を築きました。
であれば「川」も利用できるはず!
ハコ物作って成功している例は極端に少なし、建設・維持にもお金がかかる。
スキー産業は山を切り開き・リフトを架け・重機を使って整備し・・・ 初期投資・維持運営にお金がかかる。
でも「川」はタダで流れてるんです!
現にかのゑが商売できてるのも舟を買って「教えるスキル」を持っていれば商売になるんです。
そんでもって「日本一長い川」なんていうプレミアまで着いちゃってるんですねぇ!!!
冒頭に申し上げましたが水商売な故に、安定的に稼げるかは甚だ疑問ですが
それでもただ流れてるのであれば利用すればよいでわありませんか!!
そこで今回のブログタイトル「自分が今できること」の核心に迫ります。(やっと迫るんかい!!!)

飯山の北端、野沢温泉と栄村との境に西大滝ダムがあります。
上記の図を見ていただくとお分かりでしょうが、西大滝ダムまでは平均で200tの水が流れ込んでいます。
発電のためそこからトンネルを使って水を取水する訳ですがダムより下流は260ℓ流せば全部とっても良いと30年前に決まりました。
かのゑも何度かブログで取り上げていますが、ダムから下は「商売するには最高の川」なんです。
それはお客さんを呼べる要素があるポテンシャルがある川なのです。
しかし、現にそこでわ商売が成り立ちません。
なぜなら、夏の時期にただでさえ川の水が少ないのに電力需要が多くなり(エアコンとか!?)より多くの水が発電のために利用されるので川に水がありません。
これをちょっとでも流してさえくれればそこに「産業」が生まれるかもしれません。
いや!なんとか水を流して「産業」にしたい!!!
そして、運命か!?天命か!?
今年30年ぶりの西大滝ダムの水利権更新を迎えます。(前回は1980年、かのゑ3歳)
正直、活動家は好きではありませんでした。
ダム反対!滑走路反対!等、よくTVで見ませんか!?
そんなことやったって国がやることに文句言ったってムリムリ!見たいな感じで見てました。
でも実際、自分の村がダムに沈む!自分の畑が滑走路になる!ってなったら行動すると思います。
どうせ、保障(立ち退く代わりに貰えるお金)をちょっとでも多くもらうためにやってるんでしょ!?
とか思ってました。(怒られると思いますが今までは関与してなかったのでそう思ってました。ごめんなさい)
でも今回、色々やってきてやっぱり
やるときやらんじゃ変わらねー!
自分で動かなくちゃ、なんも出来ねー!
文句言ってるだけな誰でも出来る!
一緒にやってくれる仲間が居る!
同じ気持ちの仲間がいる!
ということで千曲川信濃川親水協議会を有志で結成して活動しています。
川に水が帰れば
①ラフティングやカヌーを楽しめる環境ができる。(産業を構築し外貨の獲得・雇用の創出)
②流れるか水が少ないため異常高温に伴ない生物の全滅、藻の異常繁殖、悪臭などの改善
③サケなどの遡上する魚類や生物の多様性、自然環境の復元
など色々なメリットが考えられます。
逆に、水を流せば
①発電量が減る
②それに伴ない電力供給量が減る
③東京電力だから顧客は首都圏
④地元に落ちてる電力会社からの使用料の減額
多数決やれば必負です・・・ 地元の活動家VS首都圏の電力を使ってる顧客(っていうか全世帯・・・)
まぁそんなこと考えてても仕方が無いんでやるだけやってみます。
ということで最後まで読んでいただいた方、
かのゑはそんな事考えてますが、いかがだったでしょうか!?
基本的には呑んだくれて死んでます。


いつも金はありません。30過ぎても貯金が二桁に到達しません。
10年後には成金になってると思います(多分)
そんな気持ちでやってないとやってけません・・・
だから応援してください!
活動に共感してくれるスポンサーも募集してます。
名乗り出てくれれば「ハグ」と「チュー」します♪